
ソーラーエッジパワーオプティマイザは、設置業者により各太陽電池モジュールに接続されるか、もしくは、モジュール製造業者により従来型ジャンクションボックスの代わりに太陽電池モジュールに組み込まれるDC-DCコンバータです。太陽電池システムの各モジュールの最大電力点を常に個別に追従することで太陽光発電システムの発電量を増大させます。また、各モジュールのパフォーマンスを監視してそのデータをソーラーエッジモニタリングポータルに送信し、遠隔からのモニタリングを可能にします。これにより、高機能でコスト効率の高いモジュールレベルのメンテナンスを行うことができます。さらに各パワーオプティマイザには、パワーコンディショナまたは電力系統の電力がシャットダウンされた時にモジュールのDC電圧も自動的にシャットダウンするソーラーエッジ独自のSafeDC™機能が実装されています。
モジュールごとの最大電力点追従により、同一のストリング内に、異なる向き、異なる傾き、異種のモジュールを混在できるようになり、設計上の柔軟性が向上します。ソーラーエッジパワーコンディショナとの連携時には、ソーラーエッジパワーオプティマイザは自動的にストリング電圧を一定に維持します。これにより、従来より長いストリングや長さが異なるストリングを利用できるようになるので、設置面を最大限活用したより最適な太陽電池システムを設計できるようになります。ソーラーエッジパワーオプティマイザは、結晶シリコンおよび薄膜のモジュールとの互換性を有しています。本製品の保証期間は25年です。
現在提供しているパワーオプティマイザのモデルは次のとおりです。
Pシリーズ モジュールアドオンパワーオプティマイザ
設置業者による太陽電池モジュールへの接続を想定した製品です。様々なモジュールとの互換性を有します。
パワーオプティマイザ モデル |
モジュール電力 |
最大入力電圧* |
標準的な対応モジュール |
P300 |
300W以下 |
48V未満 |
60セルモジュール |
P370 |
370W以下 |
60V未満 |
高出力60セルおよび72セルモジュール |
P500 |
500W以下 |
80V未満 |
96セルモジュール |
P505 | 505W以下 | 83V未満 |
高出力、両面受光モジュール |
P405 |
405W以下 |
125V未満 |
薄膜モジュール |
*最低温度でのVoc
Pシリーズ 産業用パワーオプティマイザ
1つのパワーオプティマイザに対して2つのモジュールを接続する産業用ソリューションを想定した製品です。
パワーオプティマイザのモデル |
モジュール電力 |
最大入力電圧* |
標準的な対応モジュール |
P600 |
600W以下* |
96V未満 |
60セルモジュール 2枚付け |
P700 |
700W以下* |
125V未満 |
72セルモジュール 2枚付け |
P800 |
800W以下* |
83V未満 |
96セルモジュール 2枚付け |
P800s |
800W以下* |
120V未満 |
高出力、両面受光 モジュール2枚付け |
*最低温度でのVoc
* 直列接続した2つのモジュールのSTC電力の合計値を示しています。モジュールにおいて、+5%までのパワートレランスを許容します。
特徴:
- モジュールごとの最大電力点追従(MPPT、Maximum Power Point Tracking)
- 優れた効率性(ピーク効率99.5%、重み付け効率98.8%)
- 製造公差や部分的な影などのあらゆる種類のモジュールの不整合損失の緩和
- 厳しい環境条件を想定した設計
- 25年保証と信頼性
- 先進的なリアルタイムパフォーマンス測定
- 設置業者や消防士の安全に配慮したモジュールのDC電圧の自動シャットダウン
- モジュールメーカーによる内蔵モデルあるいは設置業者による外付けモデル。結晶系シリコンモジュールおよび薄膜系モジュールに対応